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総司が土方の部屋の前で無の境地に

2023年12月24日

総司が土方の部屋の前で無の境地に足を突っ込みかけている所へその男はやって来た。


「…今回は何をやらかしたんだ?相変わらず懲りないな沖田。」


「この気配…。
斉藤さんですね?」総司が土方の部屋の前で無の境地に足を突っ込みかけている所へその男はやって来た。


「…今回は何をやらかしたんだ?相変わらず懲りないな沖田。」


「この気配…。
斉藤さんですね?」 http://eugenia22.eklablog.net/-a215161295 https://avisterry.futbolowo.pl/news/article/news-25
https://www.beclass.com/rid=284b4376586e6b75d370

目を閉じたまま自分を見下ろしてるだろう人物を思い描く。


「声で分かるだろ。」


冷たくあしらわれたところで答え合わせだと斉藤の顔を確認した。


「斉藤さんも相変わらず放浪癖があるみたいですね。今回はどちらに潜伏してたんです?
とりあえずお帰りなさい。
土方さーん,斉藤さんですよ!」


総司の呑気な声に障子は勢い良く開き,あたかもそこには斉藤しかいないと思わせるぐらいに土方は真っ直ぐ前しか見ない。


「入れ。」


斉藤だけ。
自分には斉藤しか見えてないぞと雰囲気で訴えた。


その言葉を聞いてから斉藤は土方の後に続く。
そして入る前にちらっと総司を一瞥した。


斉藤の視線を合図に総司は嬉々として立ち上がり,何食わぬ顔で中に転がり込んだ。


「俺は斉藤に入れと言った。
勝手に入ってくるな。まだ罰は終わってねぇ!」


苛々を全面に出してようが気にしないのが総司だ。


「だって斉藤さんがあそこにいるのは邪魔だって言ったんですもん。」


この目です。この目が間違いなく言ったんだからと堂々と居座る。


話の邪魔はしませんよと最後に付け加えてにっと笑った。


「目障りだ。罰はもういい,三津に茶を持って来させろ。その後てめぇは壬生寺へ行け。」


副長命令だと念押ししてすぐさま部屋から追い出した。
壬生寺へ行けばしばらく帰っては来ないだろう。


ひとまず気持ちを落ち着かせるか。
胡座を掻いて大きく息を吐いた。


「……心中お察しします。」


斉藤の寡黙な所は好きだ。
土方はそりゃどうもとうっすら笑みを浮かべた。
三津は早く終わらせて大部屋に行かねばと励む所へ悪戯っ子現る。


「あ!もう終わったん?」


「終わりです!土方さんから伝言でお茶を持って来いとの事です。じゃ!」


総司は用件を告げるとあっという間に姿をくらました。


「丁度いいや,土方さんの所で一服してから大部屋に行こっと。」


三津は雑用を押し付けられているのに何の疑問も抱かず,鼻歌混じりで陽気に台所へ向かった。


目を閉じたまま自分を見下ろしてるだろう人物を思い描く。


「声で分かるだろ。」


冷たくあしらわれたところで答え合わせだと斉藤の顔を確認した。


「斉藤さんも相変わらず放浪癖があるみたいですね。今回はどちらに潜伏してたんです?
とりあえずお帰りなさい。
土方さーん,斉藤さんですよ!」


総司の呑気な声に障子は勢い良く開き,あたかもそこには斉藤しかいないと思わせるぐらいに土方は真っ直ぐ前しか見ない。


「入れ。」


斉藤だけ。
自分には斉藤しか見えてないぞと雰囲気で訴えた。


その言葉を聞いてから斉藤は土方の後に続く。
そして入る前にちらっと総司を一瞥した。


斉藤の視線を合図に総司は嬉々として立ち上がり,何食わぬ顔で中に転がり込んだ。


「俺は斉藤に入れと言った。
勝手に入ってくるな。まだ罰は終わってねぇ!」


苛々を全面に出してようが気にしないのが総司だ。



Posted by AmandaMonroe at 17:58│Comments(0)
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